書き終わった日の日記にするね←書き終わりませんでした 5/22
卒論を書いている。
内容などどうでもよく、ただ字数だけをひたすら稼げばいいのだと悟り、1,500字/hの猛烈なスピードでなんとか意味の取れそうな日本語の文章を書き連ねている。
しかし、なんでもいいとは言え、やはり締め切りに追われながらウン万字の原稿を書き上げるのは中々に辛いものである。
父と約束してしまった以上、あらゆる苦難を乗り越え、とりあえず期限までにそれっぽいものを提出して卒業資格を分捕らなければいけない。
……卒論を書き上げることが最優先ならば、少なくともそれが完成をみるまでは、他のストレスからすべて逃げ出してもよいのではないだろうか。
脳裏には既にひとつの悪だくみが浮かんでいた。
わたしは途方もなく自炊が苦手で、それは決して料理が苦手という意味ではないのだが(ここでこのような注釈をわざわざ付す程度でしかないことには相違ない)、とかく「1人前」の分量を忠実に守ることができない。
おなかいっぱい食べたいという思いばかりが先行し、自炊だと所持金の歯止めも効かないので、つい先日も気づけばそうめんを3把茹でた鍋も乾かぬ間に蕎麦を2束茹で始めていた。
この地獄飯のような自炊生活を続けていると、食費だけはかろうじて浮いているものの、当然体重は増えるわ、下手すると2、3時間食べ続けて時間を無駄にするわで、浮くどころか沈むばかりである。
この状況を打破するために少し前から家で食べる時のルールを定め、主食をグラノーラにしていたのだが、それはそれでダイエットにはなるものの、ストレスは蓄積され、空腹感は消えず、卒論に集中できるはずもない。
そこでこの度、普段は絶対に使えない外食という隠しコマンドを遂に解放することにした。
期間は卒論が書き上がるまで、1回につき2品頼むカウントで全フードメニューを制覇するまでの4回分。
舞台は、SHIBUYA BOX CAFE&SPACE SHIBUYA109店で、11月21日(木)~1月13日(月/祝)の日程で開催されているBT21カフェ 第5弾である。
たいへんお待たせしてしまい申し訳ない(めっちゃ読んでくれてる人がいる体で書いてる)、ここからは各メニューの味を実際の写真と共にレビューしていく。
わたしも4回かけて全てを制覇している途上なので、食べ進むにつれてこの記事は順次更新されていく予定だ。
なお、メニュー名の前に振られている数字①~⑧は、BT21カフェ 第5弾 公式サイトのメニューページ CAFE MENU - BT21カフェ 第5弾 での表示順に準拠している。
飲み物に関しては特に興味がないので今回は割愛する。フードと違いドリンクはそれぞれキャラクターが決まっているので、ぜひ味を恐れず自分の推しキャラのドリンクを注文してみてほしい。たぶん全部美味しそうな組み合わせだったし大丈夫だよ。
あと、プレートがすべてTATAとCHIMMYなのは、筆者の推しキャラであるだけで、他意はない。
コラボカフェでコスパとかを考えるオタクはいないと思うので、コスパに関しては訊かれれば答えるが、記事内であまり言及するつもりはない。好きなもん食べな~
【FOODS】
④ケイジャンチキンプレートー★★★★★
これはうまい。うますぎ。
ケイジャンチキンの衣がとにかく素晴らしいザクザク食感。それでいて中身が貧相とかいうこともなく、ちゃんと食べ応えのあるフライドチキンが6切れくらい載っていた。
それらよりはジャンクみは控えめだが、コンビニのホットスナックコーナーだったり、あるいはマックのなんちゃらバーガーに挟まっているような感じの癖になる味付けがされていた。
チキンの下に敷いてある野菜たちには、ちょっと韓国風の、焼き肉屋さんのサラダみたいな感じのドレッシングがかかっており、量は少ないがこれまた食べやすい。
付け合わせのパンにはたっぷりとピーナツバターが塗られており、スタッフのお姉さん曰くこのパンの上にチキンを載せて食べるものだとの事。
試してみるとこれがまた……ピーナツバターサンドといえばエルヴィス・プレスリーがどハマりしたせいで肥満になって死んだと言われる「エルヴィス」が有名だが、正直こちらの方が美味しいとさえ思う。
ジャンクなフライドチキンとこれまたジャンクなピーナツバターが合わさることで、最高に麻薬的な甘じょっぱさのリフが奏でられる。
エルヴィスが生前にこのメニューと出会っていなくて本当によかったと思う。
チキンに油っぽさなどは全く感じなかったが、先述したようにジャンキーなメニューなので、人により得手不得手があるかもしれない。
それにしてもフードメニューは全体的に、コラボカフェにしては異様にコスパが高いように感じられたのは、鍛え抜かれたオタクのマゾヒスト精神ゆえだろうか?
あ、ちなみに写真には写っていないがセットに玉ねぎ入りのコンソメスープみたいなものがついてきた。これは出てきた時点で相当ぬるかったし、総じてファミレスのスープバー程度のクオリティだったので割愛する。スープがなくても★5である。
【DESSERT】
④アイスクッキーサンド―★
SHOOKYのプレートにすればよかった。
このメニューは、見た目は可愛いし、デザートプレートの中では恐らく最も量が少ないためわたしのようにぼっち参戦かつ2品食べようという(メンタル)強者にとってはぴったりなメニューなのだが、それ以外の参戦者にはあまりおすすめできない。
まず、これはアイスの載っている全メニュー(もしかしてデザート全部そうか……?!)に対して共通して言えることなのだが、基本的に1人(フードは)1品しか頼まない人がほとんどなので、皿が出てくるスピードが容赦ない。
つまり、「ご飯食べ終わってからデザート食べよう~♡」といった甘っちょろい気持ちでいくと、半分も食べ終わらないうちにデザートが配膳されて、滴るアイスを前に苦渋の選択を迫られることになる。
最も、他にも同じ枠での参加者は数多くいるわけで、デザートを極力後に出してくれと言えば対応してもらえる可能性もある。これは次回訪れた際に検証してみる予定だ。
そしてもうひとつは直接的な内容、というかクッキーについてである。
あわよくば常温か少し温かいくらいの温度の柔らかいクッキーを夢見て注文したのだが、実際のそれはアイスと遜色ないくらいに冷やされていて、元のクッキーが恐らく水分を含んだしっとり系だからか、余計に冷たいことで硬くなってしまっていた……そりゃアイス挟むんだからそうよね。
しかも、サイズ的にはちょうど片手で持ちやすいくらいの大きさなのだが、これが却ってネックで、このままかぶりつこうとするとクッキーがメキョッと……なんていうか割れずにてこの原理でむしろ跳ね上がってしまったりとか、あるいはアイスが四方八方から溢れ出してきそうな感じだったので、すべてを諦めて上下分離して食べる幼き日のリッツビッツ方式に転向しました……。
あ、挟まっているアイスは普通に、思ったより美味しかった。ピンクがいちごで黄緑がピスタチオなのだけど、まずこういうコラボカフェでピスタチオアイスが出てくるってこと自体がちゃんと美味しくてありがたすぎる(鍛え抜かれたオタク)。
満腹度 ◎ちょうどいい 〇おなかいっぱい △ちょっと多い
※たぶんわたしは平均的な女子より胃の容量が大きい
1回目:ケイジャンチキンプレート+アイスクッキーサンドー◎
追記していきます